標準ズームレンズ比較【検証1】3種類の標準ズームレンズ(EF-S15-85mm、SIGMA17-70mm、TAMRON17-50mm)および単焦点レンズEF50mmF1.8IIの 焦点距離50mmのそれぞれの絞り値における画質と背景のぼけ味を比較した。
同じ焦点距離でもEF50mmのみ画角が狭い以外は、正直なところ一見しただけでは違いがよく分からなかった。
焦点距離50mmにおける開放絞り値はそれぞれのレンズで異なる為、 当然ズームレンズの中では最もF値が小さいTAMRON17-50mmが背景のぼけ具合は大きい。 しかしSIGMA17-70mmもTAMRON17-50mmも開放絞り値の場合、被写体であるCyber-Shotの輪郭さえも滲んでしまっている。 EF-S15-85mmの開放絞りであるF5まで絞るとどちらのレンズでもCyber-Shotがシャープに写った。 それでも被写体の画像はEF-S15-85mmが最もシャープでキレがある。 また背景のぼけ味だが、いずれのレンズもガウス処理をしたようなやや騒がしさを感じるズームレンズらしいぼけをしている。 しかしTAMRON17-50mmはF5まで絞ると背景として置いたパンフレットの文字のぼけが、ズームレンズとしては滑らかで上品になった。 これだけの比較ではレンズの性能の善し悪しを断定することは出来ない。 EF-S15-85mmを選択した場合、手軽に綺麗な見える写真が安定して得られると考えられる。 |