コンパクトカメラの活用
EOS60Dは操作性やレスポンスに優れたカメラであり、良き相棒として日々活躍してくれている。
しかし60Dは大きめな一眼レフであるため、当然のごとく携帯性が難がある。
他に荷物がある旅行など撮影がメインではない場合に持ち歩くには気合が要る。
その為、性能(画質＆レスポンス)と携帯性を両立できそうなミラーレスカメラに興味津々だったのだが、
新たなレンズ交換式カメラを導入する新たなレンズ沼に陥る危険があると気がついて、我に返った。
危うくキヤノン続いてPanasonicやSONYまで喜ばせてしまうところだった。
そこでEOS60Dを入手後、活躍の場が失われていたコンパクトカメラを活用できないかと考えて、
PowerShot S95(以下S95)および
CyberShot DSC-WX5(以下WX5)の実力を見直す事にした。
メーカー仕様表
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PowerShot S95
| DSC-WX5
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| 撮影素子 |
有効画素数 |
約1000万画素 |
1220万画素 |
| サイズ |
1/1.7型高感度CCD |
1/2.3型“ExmorR”CMOS |
| レンズ |
焦点距離 |
6.0mm(W)-22.5mm(T)
[35mmフィルム換算：28mm(W)-105mm(T)] |
4.25mm(W)-21.25mm(T)
[35mmフィルム換算：24mm(W)-120mm(T)] |
| 開放F値 |
F2.0(W)-F4.9(T) |
F2.4(W)-F5.9(T) |
| レンズ構成 |
6郡7枚
(両面非球面UAレンズ1枚、両面非球面レンズ1枚) |
5群6枚
ソニーGレンズ(非球面レンズ5枚) |
最短撮影距離
(レンズ先端より) |
W：5cm〜∞
T：30cm〜∞ |
W：約5cm〜∞
T：約90cm〜∞ |
| 光学ズーム |
3.8倍 |
5倍
(動画撮影中光学ズーム対応) |
| デジタルズーム |
約4.0倍 |
プレシジョンデジタルズーム：約2倍
スマートズーム |
| シャッター速度 |
1〜1/1600秒(オート)
15〜1/1600秒 |
2〜1/1600秒(自動)
1〜1/1600秒(Pモード) |
| フォーカス |
AF(顔優先AiAF/9点AiAF/中央1点/キャッチAF)，MF可能 |
AF(9点マルチポイントAF/中央重点AF/スポットAF/追尾フォーカス) |
| ホワイトバランス |
オート(顔優先時は顔の色味を考慮)/太陽光/くもり/電球/蛍光灯/蛍光灯H/ストロボ/水中/マニュアル |
自動/太陽光/曇天/蛍光灯1-3/電球/フラッシュ/ワンプッシュ(ワンプッシュ取込) |
| 撮影関係 |
撮影モード |
オート/プログラム/シャッタースピード優先/
絞り優先/マニュアル露出/カスタム/シーンモード
(ポートレート/スティッチアシスト/ワンポイントカラー/
スイッチカラー/キッズ＆ペット/水中/打上げ花火/風景/
新緑／紅葉/ビーチ/スノー/ノスタルジック/ジオラマ風/
魚眼風/極彩色/オールドポスター/オートシャッター
〈スマイル、ウインクセルフタイマー、顔セルフタイマー〉/
ハイダイナミックレンジ/ローライト）/動画 |
プレミアムおまかせオート/おまかせオート/スマイルシャッター/
かんたん撮影/プログラムオート/スイングパノラマ(顔・動き対応)/
背景ぼかし/3Dスイングパノラマ/スイングマルチアングル/シーンセレクション
(夜景/夜景＆人物/手持ち夜景/人物ブレ軽減/逆光補正HDR/風景/スノー/
ビーチ/打ち上げ花火/ソフトスナップ/高感度/料理/ペット/美肌) |
| 手ブレ補正 |
光学式 |
光学式 |
| 連写(最大画素時) |
通常：約1.9枚/秒
AF連写：約0.7枚/秒 |
約10枚/秒
（最大10枚） |
| ISO感度 |
ISO80〜3200
ISO320〜12800(ローライト) |
ISO125〜3200 |
| 動画 |
記録フォーマット |
MOV(画像：H.264、音声：リニアPCM(ステレオ)) |
AVCHD/MP4(MPEG-4 AVC/H.264) |
| 記録モード |
HD 1280×720：24fps
SD 640×480：30fps
320×240：30fps |
AVCHD 17M FH(1,920×1,080 約60i)
AVCHD 9M HQ(1,440×1,080 約60i)
MP4 12M（1,440×1080、約30fps）
MP4 6M（1,280×720、約30fps）
MP4 3M VGA（640×480、約30fps) |
| 液晶モニタ |
3.0型TFTカラー液晶(約46.1万ドット)
視野率約100%(クリアライブ液晶G) |
2.8型TFTカラー液晶(約46.1万ドット)
(クリアフォト液晶プラス) |
| 内蔵メモリ |
非搭載 |
約32MB |
| 起動時間 |
約1.5秒 |
約1.7秒 |
| 撮影間隔 |
約1.5秒 |
約1.7秒 |
バッテリー
駆動時間 |
約200枚(静止画) |
約230枚(静止画)/約115分(動画)
約60分(連続動画撮影) |
| 外形寸法(幅×高さ×奥行き) |
99.8×58.4×29.5mm(突起部を除く) |
91.7×51.9×21.5mm(CIPA準拠) |
| 質量 |
約193g(バッテリー，メモリーを含む)
約170g(本体のみ) |
約146g(バッテリー，メモリーを含む)
約130g(本体のみ) |
S95は、比較的スリムなボディに開放絞り値F2.0の明るいレンズと1/1.7型CCDを詰め込んだ高性能カメラである。
有効画素数を10Mに抑える事で集光面積を拡大、高感度・低ノイズ化を実現した。
またAvモード、Tvモードを搭載してマニュアル撮影が行える事が大きな魅力である。
しかしCCDセンサー故、フルHD動画は非搭載、動画撮影時のズームやフォーカスは固定である。
WX5は、裏面照射CMOSにより、大幅な感度アップとノイズ低減を実現してCMOSセンサーを実用化したWX1の後継機。
CMOSセンサーのメリット活かしたフルHD動画やスイングパノラマ撮影など豊富な機能に魅力がある。
また連写合成機能による逆光補正HDRや6枚の連写画像を重ね合わせるノイズ低減処理などの機能もあり、
撮影が難しいシーンでもカメラ任せで手軽に撮影できる。
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